無題

少しだけ慌ただしいような気がするので,思っていることを適当に書いておくことにしようと思う.今は夜の11時半を回ったところで,書斎に一人でこもってさっきまでデカルト方法序説を読んでいた.コギトが出てくるところまで読み進めて,訳註を開いてみると10ページほど割いて実存哲学の存在の話との違いについて解説していたのは,訳者が好き放題やっていて良かった.ご飯を食べた後に,博士論文の製本を恋人に相談していたのだけれど,表紙に使う紙を京都に置いてきたことに気づいた.気落ちしている僕とは違って,恋人は余っている布を表紙にして製本を始めたら手が止まらなくなったらしく,表紙の乾燥を待っている間に別のものを作っていたのでもう気にしないことにして僕は書斎に篭っておくことにした.もともと夜型の人間だったし,夜に手が動き出すことを止めることもできないのだろうと思うのだけれど,そう言った時に感じる孤独ということもあるにはあるのだ.まあ今日はとりあえず,恋人の作業の終わりは見通せないのでこっちのソファで眠ることにしておいたらいいのではないかと思うが,どうなることかと思ったりもする.とりあえずシャワーを浴びて体をあっためることにしたら回復するかもしれないと思う.