無題

昨日は27度まで上がって5月を思わせる好天だったけれど,月曜日の今日はあいにくの空模様で,淀んだ空気の中1週間が始まる.昨日実家に恋人を紹介して慌ただしく,というかずっと会話をしていて冗長な時間が続いていたのだけれど,そのことはあまり頭の中を騒がせることはなく,研究と写真展でやらないといけないことがいくつか浮かぶばかりなのでそれをこなしていくほうが今の自分にとっては大事なのだろうと思うのだ.

昨日のことを書いておくか.昨日は朝の9時過ぎに起床していつも通りの瞑想と日記を書いた.朝食をとって少しだけ作業をしてから自転車で10分ほどの高速バス停に向かう.高速バスで1時間半ほど揺られてついた実家の最寄りのインターチェンジでは,両親が車で迎えにきてくれていたので回収された.客間に通されて,帰り道で購入したケーキを食べながら会話をする.父親が機嫌が良いのか浮かれているのかわからないが,社交モードでよく喋る.それを全部打ち返している恋人もすごいと思うが,全然間がない会話を1時間強の間ずっと続けているのを横で聞いて,たまに降ってくる質問に回答するのは結構疲れた.ずっとハイテンポの会話を聴き続けているのもうんざりしてきたので散歩に行くと言って恋人と二人で,近くの図書館を経由して歩いて1時間ほどで戻っていた.

家に帰ると母親が出かけていて,父親だけがいたので再度トークの開始.散々,社交的な会話をするのをハラハラしながら見ていたが,そのおかげで自分の家のルーツの話であるとか知らなかったことが明らかになったのは面白かったのだろうと思う.父親は質問をしたり自分の話をするのだけれど,若干マウントをとりがちなところがあってそれが鼻につくおっさんではあるのだなと改めて感じたりしていた.父親は恋人のことを気に入ったようで色々な場所に案内しようとしているのだが,恋人は接客モードで対応しないといけないので嫌そうなのが面白かった.

地元のチェーン店で夕食をとってから,そのままバスに乗り込んで帰ってきた.高速バス停が近くにあるので中心部の人混みを経由せずに帰れるのは心理的にとても楽ではあった.実家との距離がこれだけ近くなったことは不思議な感じではあるが,しかし恋人の様子を見る限り,あまり高頻度で帰るわけにもいかないのだろうと思うし,次回は自分一人で帰る時があってもいいのではないかと思うには思う.

犬の死とフィルム

今日気づいたけれど,寝室に差し込む日差しが強烈で,遮光カーテンの隙間から漏れてくる光で部屋がめちゃくちゃ明るいので,理由もないのに7時に目が覚めていた.日曜日だったので二度寝して9時過ぎに起きて瞑想をしたわけだけれど,しかし大きなあくびはでているわけで寝不足なのかよくわからない.元々ロングスリーパーではないので,あくびをずっとしている状態だと調子が悪いわけではないのだけれど,気分としては眠くないのに体が眠いと言っているのは少し気持ち悪い状態ではある.

今日は高速バスで実家に帰って,恋人と一緒に夕食を共にする予定.昨日Lineで母親と連絡を取って,夕食は気楽な場所がいいのでいつも行っているとんかつ屋に行こうという話をしていた.そのLineの最後に唐突に,実家で飼っていた犬が2月に亡くなっていたことを知らされる.博士論文の執筆で忙しかっただろうと配慮して今になったらしいのだが,本人たちがショックを受けていて連絡が遅くなったのだろうとは思う.夫婦揃っての朝と夜の散歩をする理由を失って,家庭内のリズムを崩しているのではないかと心配する気持ちもある.

犬が亡くなったと聞いた時に,なぜだかよくわからないが,フィルムが残っているということで少しの安堵感を感じていた.犬が死んだ場面にも立ち会わず,死ぬ情景の写真を見ることもなく,文字情報として死を知った時の空虚さを補填するように,フィルムの質感がバランスをとってくれる.実家に帰省するたびに,フィルムカメラを持ち帰って撮影しておいたことに感謝しながら,この写真をプリントして両親に送らないといけないという気持ちが湧いてきたようだ.

アウラのような話だとは思うが,デジタルカメラで写真を撮っていたとしても,そのデータに対して愛着が湧くことはほとんどないわけだけれど,フィルムで撮影した写真に対しては何かを感じているらしい.そもそもベンヤミンが複製技術の対象として論じていたフィルムの写真が,何かを内包しているということは面白いことではある.今では「写真を撮られると魂が抜かれる」という人も少なくなったが,デジタル化で写真の重みが減ったことと関係は少なくないのだろうと思ったりもする.

写真をプリントしたりまとめるということは,亡くなったものを残したいという気持ちの捌け口としてちょうどいいようだ.身近な人が亡くなった時の写真を,写真展や本として出版することで公開していくことはよくあることだが,亡くなったものを残したいという気持ちが最後に行き着くところが,現代では商業出版を通して種を蒔くことであるということは理解できる.

朝の微睡の中でふと思いついたことだけれど,フィルムを現像してプリントするという過程は,子供を作りたい・持ちたいという欲望と似ているような気がした.DNAというマスターデータのコピーから始まり,エピジェネティクス文化資本などの影響を受けて,どのような形質を持つのかが決定される.サイコロを振るかのようにそのアウトプットを見たい気持ちに加えて,子供たちの世話をする過程に途方もない量の労力を割いて経験することに対して欲望を感じているような気がしている.そして,出力されたアウトプットは一人で歩き始めて,さらに別の複製を作り始める.重要なのは,アウトプットがどのようにできるかという結果ではなく,自分自身がアウトプットの形成に関与する過程であり,その影響を通して自分自身が残り続けるということなのではないかと思ったりもする.

箇条書きによって言語の処理にすること

昨日はご飯を食べたあとに寝落ちして,12時に起きてシャワーだけ浴びて再度就寝し,今は朝の9時.よく寝たんだと思う.金曜が過ぎても頭の中はほどほどに研究のことを考えていて,それは別に心地いいので悪くはない.1日8時間の拘束を2週間設けていたら,頭の中がそればっかりになってしまうのは仕方のないことかもしれないが,しかし最初の期間の進捗というのはいつもそれなりにあるのだけれど,それからは過去に自分がやったことを覚えておいたりだとか,もう一度参照するために探すためのコストが高くなって困ってしまうので,そのためにも週報だとかの資料を残しておくこととか,フォルダを整理し続けることとかは良いことなのだろうと思う.最近はJupyter Notebookをずっと書き散らかしているので,それをぼちぼち整理しておいたほうがいいのだろうと思うが.

昨日は,今やっている計算で1つのグラフを作るためにやっている作業を箇条書きにして記録していた.その中で自動化できそうなタスクを探そうと思っていた.結局のところ,それはやらなかったんだけれど,しかし一旦整理して箇条書きにすることによって,作業の迷いがなくなったことは結構良かったのだろうと思う.普通に計算条件を設定する時には,悟性をひたすら使ってGUIのグラフィックを処理して操作するべきパラメータを探していたので,それが解消されて言語の処理だけになったのは大変楽ではあった.今の作業が退屈だと感じていた理由の一つは,そこでリソースを消耗していたこともあった様子で,グラフを描画するスピードが比較的上昇した今となってはある程度考察の余裕が出てきている.計算をしてグラフを描いているばかりではあまり面白い内容ではないので,理論解析を追っていくことにして計算結果との差異を考えて行ったほうがいいのではないかと思うけれど.

研究室での生活では,エジプト人の博士課程の学生が,ラマダン明けのお祝いだということで自分で作ったパイのお菓子を持ってきていた.教授まで呼んで,研究室のみんなで食べたのは,珍しくコミュニティという感じがして良かった.研究室内は元々殺伐としていたので,少しずつだけれどそれがほぐれてきているような気がする.

18時に研究室を出て,ハンズマンで恋人と合流して合鍵を作って帰ってきた.恋人は,亡くなった祖父の弟さんの家に挨拶にしに行ってきたらしく,もらった菜花と大根の煮付けがリュックに詰まっていた.帰宅して残り物の煮物と,ご飯を食べて,ダラダラとしていたら気づいたら就寝していた.

無題

今日も朝起きて瞑想をしてから少しだけタイプしておく.瞑想をしている間に洗濯機が終了したので,これが終わったら干すことにしないといけない.少しずつだが習慣が強くなるにつれて,いろいろな情報を捨象するようになっていて,日常の細々としたものを愛でる能力が退行しているような感じは否めない.習慣は生産性だが,そこでこぼれ落ちてしまうものをどのようにして拾い上げるか,ストイックになりすぎずに緩められるかがそこそこ大事なのだろうと思うのだが.

昨日もまた,いつもと変わらない1日だった.少しだけ足元が寒かったからか,途中で気分が落ち込む瞬間があったけれど,しかし大したプレッシャーもなく目の前の計算をひたすら触っているだけの時間だった.いつか感じていたような手応えのなさが帰ってきたような気がするので,少し気をつけたほうがいいと思う.それでも違うのは,同世代の助教に相談すると適切なコメントが帰ってくるし,過去の文献を読んで研究者との対話の中で方針を決めていくことは結構面白くはあるのだ.もちろんテクニカルにできないことがあって,少し気分が滅入ることはあるけれど,しかしそれは別に当然のことなのでしばらく寝かしておくことにしておいたらいいと思う.

夜に研究室から帰ってきて,恋人が作ってくれたご飯を食べながら,宮崎で買ってきて焼酎を飲んだら美味しくて驚いた.それから,図書館で借りてきた本を読んで,写真展の日程を恋人に伝え忘れていたことを誤って,それから何をしていたんだっけ?少しだけパソコンでの作業をしてから,筋トレをしてシャワーを浴びて眠りについた.写真展に関して恋人から突き上げられた時のイメージが,今も頭の中に残っているので,それが消えるまでしばらく待っておいたほうがいいのだろうと思う.

後ろめたさを感じることのほうがめんどくさい

今日も朝の8時.別に大学に行く時間が決まっているわけではないのだけれど,出勤時間をフレックスにして帰る時間を計算して,変に後ろめたさを感じることのほうがめんどくさいし,早く行って早く帰って家のことをやったほうがいいのだろうと思う.一昨日くらいから写真展周りの会議の準備であるとか,恋人の仕事の手伝いであるとかが発生し始めているので,日中の単調さの反面で家に帰ってからの作業が進んでいっているのはいいことなのだろうと思う.あと数年はこんな感じで家のタスクをこなす余裕を持って進めていくのだろうと思うけれど,そのためにはもう少し夜更かしする体力を持っておいたほうがいいのかもしれないとも思わないでもない.

昨日のことを書いておくか.昨日は朝の8時に起きて朝食を食べて9時過ぎに出発.寝起きから回復できていない恋人は,僕の作った味噌汁を少し食べて布団に戻って行った.9時半からZoomで仕事の相談をするらしく,彼女も今日は慌ただしい.研究室に着くと珍しく僕一人で,すぐに助教がやってきて,続いてD2,B4,M1といつもの5人で研究室に存在していた.その日はコーヒーを,出勤すぐ,昼前,昼過ぎの3回のタイミングで飲んだ.B4の学生にコーヒーの淹れ方を布教しておいたので,ちょっとずつコミュニティを広げている気がしないでもないが,まあどうなるかはわからない.今日の作業はひたすら図のクオリティを上げていく作業で単調だったが,その間に論文調査と別の計算コードを動かしてみることをシコシコやっていた.

16時にはすでにマンネリ化していたので,18時過ぎに研究室から帰る.恋人が作ってくれたご飯を食べて,20時から写真展の会議をZoomで参加し,そのあとは写真の整理をやって,恋人の手伝いでドメインの設定をやったりしていた.Google Siteで作成しているホームページにカスタムドメインを設定しようとしていたのだけれど,昔は普通に設定からできていたのが,Google Workspaceという有料サービスを経由しないとできないように改悪されている.まあ,本来かかるはずのサーバー代だと思えば許容できないこともないが,少し気落ちしたので作業は停止して就寝した.

無題

すでに今週は2日間の出勤を終えて水曜日.3万円くらいは貰えている換算になるが,なるほど全然実感がない.ポスドクになると管理が厳しくなって一つの課題しかできないものと思っていたのだけれど,意外と自由度があって,思った以上に博士課程の進め方と似ているような気がしている.まあ,やることをやっておいたらトラブルが起こることもないだろうし,きちんと報告資料を作りながら詐欺師症候群にならないように手の内を開示していくことがほどほどに大事なのだろうと思う.

昨日のことを書いておくことにするか.昨日は,9時間の睡眠をとって朝の8時に起きて,ゆっくりと朝の支度をして9時過ぎに大学へ向かった.洗濯物やらのタスクがなかったので比較的余裕を持ってあさから開始できてよかった.大学に着くと,助教の先生に加えてB4の学生が来ており,少しだけ会話をして自分の作業を進める.相変わらず計算を回しながら,論文調査や他の計算手法のリサーチをずっとやっていて,ポモドーロテクニックの集中タイマーが使いづらい感じのタスク構成だった.うまく自動化できるようになったらそうでもないのかもしれないが,今のGUIベースの試行錯誤だとなかなか難しいのではないかと思ったりもする.

昼前に隣の席のD2の学生が登校してきたので,B4の学生を誘って食堂で昼食を食べる.研究テーマ決めのこととか,ごぼ天そばを啜りながら当たり障りのないことを喋って帰ってきた.昼過ぎはeラーニングを消化して,少し退屈になってきていたので教科書に沿って手計算をやってみる.拾い読みしているので計算は全部理解できていないけれど,時々手を動かすことをやるのは健康にも良さそうなので続けておこうと思う.再度,計算を回してグラフをそこそこ綺麗に整えて,よくわからない部分を助教に相談して結局わからなかったので,調査を続けてみますと言って研究室を退出した.

その日は恋人が科目履修生として大学の別のキャンパスで授業を受けている日だったので,帰りに駅前で待っている恋人をバイクで拾ってご飯を食べに行った.ローカル回転寿司とタイスキを提案したら,じゃんけんでタイスキへ行くことになった.タイから進出してきたチェーン店というので期待していたが,思った以上に店内は日本の普通のしゃぶしゃぶ屋だった.すき焼きに加えて,天心の食べ放題があったので注文する.すき焼きは家で食べれる味だなと思ったが,天心セットは美味しくて満足度が高かった.昼に天心だけの食べ放題をやっているらしいので,そちらに行った方が良さそう.

無題

月曜日を終えて少し時間ができたので日記を書く.昨日の夜に恋人が腹痛を起こして,イレギュラーへの対応で今朝まで調子が狂っていた.朝に眠い目をこすりながら起床して,それから何をやったんだったっけ.朝食やらの準備を恋人と一緒に整えて,昨日お風呂に入れなかった分のシャワーを浴びて大学へ向かった.外の天気は雨だったので人が少ないかと思ったら,いつもいる助教の先生だけでなくて知らない学生がいた.噂に聞いていた,元いた研究室の教授が移動になったのでこちらの研究室に移動してきた博士2年目の学生らしい.パソコンやらを持ってくる様子を眺めながら適当に週報を作成して,教授と助教に直接内容についての相談をしに行った.まずまずの反応だったので一旦は安堵してやり残していたeラーニングに着手する.お昼を助教と博士の学生と一緒に食堂でとって,16時の研究会で自己紹介をして研究室全体の写真を撮影してひとまずは終了した.自分のデスクに戻って少し作業をしてから,雨の中カッパを着て帰って今日は1日終わり.