旅行としての引越し

ここ1週間くらいは引越しに追われてブログを書く時間がなかった.ずっと忙しかったと言うと嘘で,ソファやカフェで何もしない時間は結構合ったのだけれど,しかし恋人とほとんどの時間一緒にいて何かしらの作業をこなしてばかりで,パソコンを開いてダラダラと触ると言うことができなかったのだった.

パッキングやらのタスクで追われていた2週間が終わり,一昨日の夜から引っ越し先の部屋に住み始めたのだった.引越しが始まってすぐから旅行をやっている様な気分になっていて,あらかじめ決めていたプランをひとつづつこなしながら,時々起こるハプニングに対応するところとかまさに旅行の様な状態だった.恋人との日ごろの旅行はいつもつめつめのスケジュールでこなすのだが,それのおかげか引越しの負担もそこまでしんどく感じなかったのは面白い.まとまった時間を恋人とずっと一緒にいることが発生するのは,普段の生活でやっていたとしたら相当時間のある時だったので,作業に追われるのはやはり旅行であると思う.

そんな感じで旅行気分の中でも,研究室は通常運行している様で,ときどき学生から修士論文の章が送られてきて修正をしていた.今日は学部生から,卒論の原稿を来週の月曜日に教授に送るので修正してもらったほうがいいかと言う連絡が来た.教授に送る日程を先に決め打ちしているのは普通に考えるとおかしくて,修正をやりたくないのだろうなと言うことをすぐに思ってしまったが,まあ,引越しでこちらが忙しいのだろうという配慮とも取れなくはない.あるいはそう思ってしまったのは,学生がやる気がないせいにしてあんまり修正に時間を割かない様にしようと自分が思ったからかも知れず,実のところはよくわからないものではある.学生がどの様なことを考えているかと言うことは同じ部屋にいてもわからないのに,距離を隔てた文面ではわかるはずがないのだ.とりあえずは文字通りに受け取っておいて対応をしたらいいと思うし,時間がないと言っているのでコメントを投げて帰ってきた返答にコメントを投げておいたらいいのだろうと思う.スライド作成はなかなか着手しないけれど,とりあえず明日までは添削に時間を割いて,そのあとは自分のことをやることにしようと思う.